派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

カレンダーが苦手なんですぅ

ブログの第一回目に、「私が働いていた会社は、半数が外国人」という事を書きましたが、特に欧米系は案件管理と事務処理がかなり煩雑&苦手で、何度言っても言われた通り出来ない人が多かったんです。

そして注意すると100%言い訳。その言い訳も納得できるものだったら良いのですが、全くそうではなく。。。🤷‍♀️

 

派遣の仕事が決まった時、契約に必要な事や、契約書に記載する事柄の間違いやヌケは毎回あるのですが、厄介なのが現行の契約の延長、もしくは契約期間内に終了になる時。

 

延長にせよ終了にせよ、契約の最終日をこちら業務部に必ず連絡してもらうのですが、例えばこんな感じで連絡してきます。

<延長の場合>現契約:3月31日まで 延長期間:4月1日~4月31日

<契約中の終了の場合>現契約:6月30日まで 終了日:5月30日

 

お気づきになりました?

「延長:4月31日」って何よ?!?!

4月は30日までですけど・・・ 少なくとも日本はそうです(いや、世界中だけど)

 

こんな事は日常茶飯事。

 

そして、「契約終了:5月30日」これが一番厄介です。

なぜかって?

1.本当に5月30日が最終日

2.5月31日の間違い

 

1か2かによって、社会保険額の控除があるか無いか、左右するんです👩‍🏫

ご存じの人も多いと思いますが、会社の給料から控除される社会保険額って、毎月最後の日に会社に所属しているか否かでその月の分がかかるか or かからないか、決まるんです。

例えば、正社員でも派遣でも、極端な話5月30日に今働いているA社を退社して、5月31日からB社で勤務を始めたら、社会保険額の控除はA社の給料からではなく、B社からになるんです!(国の方で日割り計算はしない事になってるのです)

あるいは、5月30日にA社を退社し、B社の勤務は6月1日開始の場合、A社の給与から5月分の社会保険は控除されません!で、1日空くけれどB社で社会保険に加入するのは6月1日からなので、5月分がまるまる浮く、というわけです。

(この場合、年金に関しては、おそらく後ほど国から5月分の請求が届くはずなんですけどね。)

健康保険についてトリッキーなのは、5月分の控除は無いですが、A社での加入は最終日の5月30日までなので、健康保険証も30日までは問題なく使えるわけです。

その後、6月1日からB社で健康保険に加入ですが、5月31日に病院に行かない限り、5月分の健康保険料はかからない上、健保組合からも請求は来ないです。

注:ただし、社会保険に加入した月に退職すると、月中退社であろうが健康保険料も年金もその月の分は、キッチリ引かれます。

 

このしくみを知っている派遣社員が少なからずいて、特に翌月から新しい会社での就業が決まっている場合は、その知恵を活かしてわざと月末日を避けて退社する人がいて。

 

長くなりましたが、こういう事情があるので2の「正しくは5月31日だけど、間違って5月30日と連絡する」というのは、ヒジョ~~に問題になるわけです。

 

入社した頃、「あ、30日に終了するのね」と思ってそのまま進めたら、直前に人事から「この人、本当に30日退社で合ってる?」と聞かれ、コンサルタントに確認したら

「あ、31日。30日って書いたと思ったんだけどなァ~」と、つまんない言い訳。

た・し・か・に・30日ってデータに書いてましたけどぉぉ!

てか、危なかった‼

 

 

このように「月末日間違い」を3回に2回以上の割合でしでかす外国人コンサルタントが数名いて。「2月31日」だの「12月30日」だの「6月31日」だの。

 

・・・で、毎回同じ言い訳💢

 

欧米でも日本のように、各月の日数を覚える方法を学校で習うそうですが、もう一度小学校からやり直してこいーーっ!!