派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

お遊びじゃないんだから

最近では(随分前からだと思うが)、海外のように日本でも夏休みに大学生が「インターンシップ」として働く事が増えています。

普段はアラフォー世代を中心に派遣のお仕事を紹介している我が社も、夏休み前から大学生を「インターン派遣社員」として企業に送り込む事が、件数は少ないもののあります。

 

コンサルタントから、某SNS有名企業に大学生のインターン派遣が決まったと連絡を受け、契約書作成に取り掛かったのですが、

 

苗字の漢字が激しい!😲

詳しくは書けませんが、例えるなら随分昔に神戸であった事件の犯人「酒鬼薔薇👹」のような感じです。

「すごい名前・・・」と、業務部内がザワつきました。

 

まぁ、「日本には色々な苗字があるから、ありえるのかも」と信じて、契約書を作成し、就労開始前の説明会を行いました。

説明会では、まず契約書の名前「酒鬼薔薇」に間違いがないか確認いただきます。

 

インターンで短期なので社会保険は対象外なのですが、給与支払いがあるのでマイナンバーカードや銀行口座情報などの確認をします。よって、この「酒鬼薔薇」さんにも身分証明書などを提出いただくと

 

むむっっ、名前が違う!!😱😱😱 

しかも苗字だけでなく、名前も😰😰

 

苗字は読み方も漢字も全く異なり、名前は読み方は一部同じでも漢字は全て違いました。

契約書作成の時の不安が的中しましたが、「酒鬼薔薇」さん=説明会に来ているこの人、という証明が名前では取れません。

幸い、生年月日や住所、電話番号など、名前以外はすべて一致。業務部内で相談した結果、「同一人物」とみなす事にしました。

 

 

「なぜ偽名を使ったのですか?」と問いただすと

「普段はその名前を使っているんです」と当然のように答える始末。

 

 

派遣先企業には、説明会前に「酒鬼薔薇」の名前で作った契約書を送付済です。

急いで派遣先に電話し、「実は、氏名が異なっていたので、契約書を訂正したものを取り急ぎメールします」と事情を伝えましたが、当然派遣先もビックリしていました😮

 

このしょーもない偽名のおかげで、この後システムへの名前登録から契約書訂正など、余計な処理をするハメになり、うんざり。

 

しかしなぜ偽名を使う?!?!決して遊びではない、「就業」に関わるオフィシャルな場面で??

今回は大目に見ましたが、もし正社員だったら、内定後偽名と判明した時点で取り消しになる可能性があるのに。

アルバイトなどでも、偽名を使っているのか?

いくら大学生といえども、このような人は後にも先にもこの方だけでした。