派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

前日の「コンサルタントの脳がフル回転する瞬間」に登場する、派遣先で直接雇用された2週間後から出社しなくなった50代男性派遣社員。実は私が勤める派遣元会社から派遣の仕事が決まる前、かなりの数の会社で勤務してました。いわゆる、職歴が「Jumpy」な人です。

 

派遣の仕事が決まると、週20時間以上の就業条件だと雇用主は派遣社員に対し雇用保険への加入手続きをします。

この派遣社員の就業が開始した数日後、私の同僚の人事から連絡が。

雇用保険の手続きをしようとしたんだけど、この人の直近の会社が雇用保険の脱退手続きをしていないようで、ウチの会社からの加入手続きができない」

「(派遣社員)本人から直近の会社に連絡してもらって、脱退手続きを急いでするよう依頼してもらって」と。

 

雇用保険や健康保険は、従業員が退職した日の翌日に「資格喪失」するよう、雇用主である会社は必ず脱退の手続きをしなければなりません。

 

急いでこの派遣社員の男性に連絡したのですが

「私の前職というのは、A社でしょうか?」

 

な、なぜ聞く!?!?

しかも直近の事なのに。

 

データベースには求職者の経歴など情報はありますが、人によっては今まで働いた会社を正直に全部書いているとは限りません。

幸いこの方、派遣就業開始が12月中で我が社で年末調整を行う為、その年の源泉徴収票を就業開始前に提出いただいていました。

それを見てみると、直近の会社はA社ではなくB社🤦‍♀️🤦‍♂️

A社を退職後、B社で2か月間働いていたのです。B社を退職したのはたった3ヶ月ほど前です。

 

それを伝えると

「あ、そうなんですか。ではB社に連絡してみます」

 

もーーー!「そうなんですか」じゃねーーよ!!😫

 

同年中、しかも3か月前まで短いけれど2か月間も働いていたのに、なぜ覚えていない??

この人も大概だけど、B社も謎。

従業員が辞めたのに、雇用保険をそのまま放置って・・・

雇用保険を放置しているという事は、離職票も出ていない、という事だと思うのだが。

 

源泉徴収票が「退職」になっているのか否かは見るのを忘れたのですが、も、もしや、直接雇用後2週間で出社拒否したのと同じように、このB社にも突然出社しなくなり、B社は退職扱いではなく「休職」みたいな扱いにしていたりして。