派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

外国人の雇用について思う事 <Part 2>

 昨日の続きです。

 

「経験が無いのに or スペック以上に優遇されすぎ」な外国人を目の当たりにすると、日本の外国人崇拝的な考え方にはどうも腹が立つわけです😟。

 

欧米なら「スキル保持者・経験者が少ない」「人材が不足している分野」に当てはまらない業務だと、「自国民を差し置いて、未経験の外国人を雇う」なんて、まず考えられません。自国民ファーストです☝。

 

そのため、例えばアメリカで外国人が就労ビザからグリーンカードを申請する時、この外国人が既に会社で何年も勤務し経験があるのにも関わらず、たとえ形式上でもその外国人と同じポジションを公募し、結果、アメリカ国民でこの外国人と同等のスキル保持者がいない、という証明が必要なのです。

 

日本で昔から未経験の外国人を雇いがちな職種の一つに、英会話教師があります。「ESL」の分野での学位保持者というのを条件として挙げている所(特に大学など)もあるとは思いますが、民間の英会話学校なんかは学位や経験が無くても、ヘタすりゃ英語以外の言葉がネイティブの国の人でも、「外国人」であれば英会話講師として雇い、結構な給料を払っています。

そのため、「お金稼ぎ」の目的だけで英会話講師として来日する人が後を絶ちません。

実際私も学生時代、民間の英会話学校に通っていたのですが、その時の先生たちはほぼ全員が「英語講師するのはこれが初めて💗」と言っていました。

 

今まで勤務した会社の同僚で、「日本に来たきっかけは英会話講師」という外国人は、口をそろえて「英会話講師になるのは簡単だし、お金もいいから、貯金するためにやってた💰」「でも、仕事としてはつまんなかった」と話していました。

 

そのため、就労ビザを獲得すると間もなく転職する外国人が多いこと。実際、私が勤務していた人材斡旋企業をはじめ、外資の人材斡旋企業の外国人は、この「英会話講師上がり」が大多数でした。

 

前回、日本人でIT分野のプロが少ない話をしましたが、他に日本で人材が足りない職種として、「介護職」がよく挙げられていますよね。でも、介護職について思うのは、人材不足の原因は、そもそも体力的にも精神的にもすごーーーく大変な職種なのに、待遇が悪すぎる=やりたいと思う日本人がいない、という事だと思います。

 

 外国人の雇用が悪いとは決して言わないし、差別するつもりも全くありません。

ただその前に、「自国民の雇用をどうすれば促進できるのか?」をもっと考えるべきではないでしょうか。。。🤨