隠しきれない本性
このブログにあるよう、毎日必ず、大なり小なり様々な出来事が起こる職場だったのですが、派遣社員さんと一番こじれがるのは契約が終わる時。それも、派遣先から契約解除になる時です。
契約解除理由が派遣先側にあるケースもありますが、「パフォーマンスが悪い」「勤務態度が悪い」など、派遣社員側の問題という事も勿論あります。
いかなる理由でも、担当コンサルタントが解除理由をきちんと説明し、納得の上終了すべきなのですが、ただ、派遣社員さんは人生経験も勤務経験も、担当コンサルタントより上の場合が殆ど。特に派遣社員側に問題がある時なんて、それをうまく説明できるコンサルタントはなかなかおらず・・・真実ではなく当たり障りのない理由を言ったりして、結果、派遣社員さんの怒りのボルテージを上げてしまう訳です🤯。
契約終了前、私がいた業務部は派遣社員さんに「契約終了後の手続き」という案内を送ります。そこには、離職票の発送、健康保険について今後どうしたらよいのか、などの説明があります。
私の勤めていた人材派遣会社では、離職票の送付はおおよそ最終日から7~10日後。そのため、離職後すぐ役所で国民健康保険を申請したい場合は、「事前に連絡をいただいたら、最終日翌日に『健康保険資格喪失証明書』を送付します」と、「契約終了後の手続き」に記載していました。
ところがある日、派遣社員側の問題により契約解除された、40代後半の派遣社員から電話が。しかも、契約終了の翌日。市役所から電話してきました。
「今、健康保険の手続きに来てるんだけど、必要書類が無いし手続きできないとか言われてーー」
つっけんどんな態度です。
この派遣社員からの事前連絡は無く、そのため「資格喪失証明」も発行していません。
契約終了前に送った「契約終了後の手続き」に目を通したのか、そして改めて離職票の発行日数、そして健康保険資格喪失証明書の事などを説明すると、
「案内来てたと思うけど、そんなの読んでないし。離職票に1週間とかって、それはお宅の勝手な都合でしょ??💢💢💢」
ものすごい態度です。
離職票の進捗を人事に確認すると、手続き済だがハローワーク側の処理待ちの状態。
「離職票発行には、ハローワークでも処理が必要なんです。こちらから申請は済んでいますが、現時点でハローワークの処理中で、こちらとしては待ちの状態です」
と説明しましたが、
「そんなの知らねーよ😠!!」と。続けて、
「あ、役所の人が代わるよう言ってるから、話してくれる?」
ということで、役所の方に口頭で在籍確認や退職年月日を伝え、そのまま健康保険の手続きを進めてもらう事に。
このまま会話を終わらせても良かったのですが、派遣先でもこんな態度だったのかしら?それで契約終了になったのなら、この人のために良くない!という変な正義感みたいなものが湧き出てきました。
派遣社員に電話が戻った時、私は
「あのー、今、役所の窓口からこちらに電話されてるんですよね?」
派遣社員は「そうだけど」
私は続けて思わず「昨日まで〇〇さんと同じ会社にいた者として率直に言いますが・・・公共の役所で、しかも手続きして頂く方の前でこのような態度はどうかと思いますよ。派遣先でもこのような話し方をされていたのですか?」
と言ってしまいました。
この派遣社員さんは、返す言葉が無いのか、黙っています。
続けて、
「〇〇さんの為を思って言わせて頂きますが、就業先は勿論、同じ会社の人に対してもこのような話し方をするのは、社会人としてどうかと思います。これまでのキャリアやスキルが折角おありなのに、それが台無しになってしまいますよ」
すると、我に返ったのか、急に態度が変わりました。
「本当ですね・・・すごい話し方をしてしまって、申し訳ないです😞。派遣先から契約を切られて、腹が立っていたんです」と。
という訳で、無事一件落着。
この派遣社員がその後どうなったかは分かりませんが、「自身の問題」による契約解除にはもうなって頂きたくないな・・・と思います。
最初どんなに猫をかぶってても、本性は必ずどこかで出てしまうので、気を付けないと。