派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

求職者が欲しい情報をもっと考えて!

人材斡旋会社が求職者に仕事を紹介する際に提供する「Job Description(略してJD)」や「求人票」と言われているもの。

感覚として、外国人コンサルタントが多い小規模~中規模なところは「JD」、大手や日本人コンサルタントが多い人材斡旋会社は「求人票」、と呼んでいる感じです。

 

求職者にとっては、仕事内容や応募先の企業情報が得られる、大切な書類📜。

ただ、「JD」と「求人票」について、そもそもの性質が違うのかは謎ですが、情報量が違うと毎回思います。

 

「JD」に関しては、Job Description という名の示す通り、募集中の仕事内容と必要となる経験やスキルがメイン。応募先の企業情報としては人材斡旋企業により情報量が若干異なりますが、大体は企業名とビジネス内容の概要が書かれている程度。他に情報があったとしても、想定年収と勤務時間ぐらい。

 

「求人票」は、JDの内容(想定年収と勤務時間含む)に加え、企業の創立年、勤務地住所、想定年収、有給その他休暇、福利厚生、残業など、かなり詳細に書かれている場合が殆ど。

 

JDの方を受け取ると、必ず福利厚生や残業がどの程度あるのかなど、色々質問事項が出てくるのでコンサルタントに問い合わせる事になります。

応募先企業との関係構築がしっかりできているコンサルタントなら既に情報を持っていたり、情報が無い場合なら企業に確認してくれて、「月30時間ぐらいのようです」といった詳細回答が得られます🔎。関係構築ができていないコンサルタントだと企業に確認もせず、「毎日あるかは分からないが、繁忙期は発生するようです」「多分そんなに無いと思う」など、一般的、又はボーーーンヤリした回答しか得られません🙄。「分からない」で済まされる事もあります。

 

どんなに仕事内容と年収が良くても、残業がどの程度あるのか、以前の会社と比べて福利厚生はどうなのか、など、求職者としては重要なポイント。でもそれは、面接の時に直接聞きにくいポイント。

だからこそ人材斡旋会社を使う意味があるのですが、それが薄っぺらーーい情報しか得られない時、本当に求職者目線で考えているのかな?と思ってしまいます。

コンサルタント自身が転職活動をする時に何が知りたいかを、自分の立場に置き換えて考えて欲しいものです。