派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

コンサルタントの脳がフル回転する瞬間

4月1日の「派遣先に直接雇用されたのに」で、とある20代派遣社員が派遣先企業で直接雇用になった数日後、突然出社しなくなったケースについてお話しましたが・・・

 

年代に関わらず、同様のケースはちょくちょくありました。

 

派遣先企業にて1日付で正社員として採用された50代男性の派遣社員。直接雇用になって2週間、派遣社員の時に担当していたコンサルタント(外国人)が

「無断欠勤しているらしい😨😱」

と話してきました。しかも、

「今月1日にさかのぼって、14日までの派遣契約書を作れる?もしあと数日出社しないなら、派遣契約終了という事にできない?」と。

 

このコンサルタント、普段の仕事ではヌケている所ばかりなのに、このような時に限っては、よくもまぁあの手この手を考えてくるなぁ😒・・・とある意味関心するのですが、残念ながらどの手もツメが甘く、パシっと断られて終わります😅。

 

今回の手も、派遣社員本人と派遣先の同意が無いのに勝手に契約書を発行すると「フェイク」となり、会社としてOUTです。

しかも月末時点で我が会社(派遣元)との雇用関係は終了しており、離職票も発行済です。

 

すると、

「じゃぁ、派遣先に対して紹介料のディスカウントはできる?」と。

 

派遣先となる企業とは、派遣社員が派遣先企業に直接雇用されると「人材紹介料」を請求する契約になっています。紹介料は企業との契約次第ですが、大体年収の30%とか40%とか。担当しているコンサルタントにはこの「紹介料」からインセンティブが支払われます。

しかし、直接雇用された人材が半年以内に退職した場合は、紹介料は払い戻しとなる場合が多く、契約書にもそう記載されています。

よってディスカウントするしないとかいう問題ではなく、この50代派遣社員の紹介料は結局「払い戻し」になります。仮に「特別にディスカウントします」と決めたところで、数日で欠勤しそのまま退職となりそうな人材に対する紹介料を、企業がすんなり支払ってくれるとは思えません。

 

いつもと同じく、今回も「是が非でもお金(インセンティブ)を得たい!」という根性が見え見えで😩。

自分自身のお金の事となると、とたんに頭が回り始めるコンサルタント

結局、玉砕されますがね

お金は大切だとは思うけれど、こういう姿を見るたびに「こうはなりたくないな」と思います。