派遣社員の立ち位置って?
派遣や業務委託の仕事が決定すると、就業前にマンツーマンで「説明会」を行い、そこでタイムシートその他、必要事項を説明します。
我が会社からの派遣社員さんが使うタイムシート入力システムでは、かつては「給与明細」もチェックできました。が、随分前に専門のシステムを導入した為、「給与明細」リンクは今や飾りのような状態に。
ただ、「給与明細はどこでチェックできますか?」はFAQトップ5に入っていた為、説明会で「ここでは給与明細は見られません」と、実際にPC画面を見せてきちんと説明します。
ま、説明会で話した事なんて、メモでも取っていない限り覚えている方も少なく、就業後に改めて質問を受けたりします。それはこちらも分かっているので、改めて説明するのですが・・・
ある日、派遣社員から電話が。
「給与明細がタイムシートのシステムで見れないんだけど!」
取った瞬間からお怒りでした😠😡。
しかしこの派遣社員さん、もう何度も我が社から派遣として働いています。
「お宅のバックオフィス、一体どうなってるの?調査してくれる?こういう大切な事はちゃんとやってよ!!」など、さんざん悪口を言った挙句、
「これまでね、私はお宅の会社に100万円以上落としてきたのよ!💢あなた達、私のお金で食べてるんでしょ」と。
何とか怒りを鎮めましたが、電話を切った後考えさせられました。
派遣社員ってどういう立ち位置??
求職者として登録してお仕事を紹介している間は、斡旋企業は営業活動をしている訳だし、お客さんになるのかな?でも、就業決定後は??🤔
ここで派遣元・派遣社員・派遣先の関係を思い出しました。
求職者は派遣就業が決まると、派遣元企業と労働契約(派遣契約)を結び、私のように「派遣元」で働く従業員と同様、「従業員」となります。社会保険に加入する場合も、雇用主である派遣元企業が加入手続きします。
派遣社員は派遣先企業での指示に基づき「労働力」を提供するわけですが、それは私たちが「派遣元企業」で労働力を提供するのと、労働力の提供先は異なれど同じ理論だと思います。
派遣元企業の収入源の1つに、派遣先から支払っていただく派遣代金があるのは間違いないです。しかし、派遣元企業の従業員(私や派遣社員)の労働の対価は、雇用主である派遣元企業から受け取ります。
よって、派遣社員さんの立場は、「派遣元企業」で働く私たちと変わらないのでは?
派遣元企業の従業員である派遣社員さんや私にとって、お客様は実は共通しており、派遣先企業じゃないのかな?と思うのです。
「アンタ達は私のお金で食べている」程でなくても「派遣社員は派遣元企業にとっては客だ」と考え、上から目線で私達にあれやこれや言ってくる派遣社員さんが結構います。
皆さんはどう思いますか??