派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

カレンダーが苦手なんですぅ

ブログの第一回目に、「私が働いていた会社は、半数が外国人」という事を書きましたが、特に欧米系は案件管理と事務処理がかなり煩雑&苦手で、何度言っても言われた通り出来ない人が多かったんです。

そして注意すると100%言い訳。その言い訳も納得できるものだったら良いのですが、全くそうではなく。。。🤷‍♀️

 

派遣の仕事が決まった時、契約に必要な事や、契約書に記載する事柄の間違いやヌケは毎回あるのですが、厄介なのが現行の契約の延長、もしくは契約期間内に終了になる時。

 

延長にせよ終了にせよ、契約の最終日をこちら業務部に必ず連絡してもらうのですが、例えばこんな感じで連絡してきます。

<延長の場合>現契約:3月31日まで 延長期間:4月1日~4月31日

<契約中の終了の場合>現契約:6月30日まで 終了日:5月30日

 

お気づきになりました?

「延長:4月31日」って何よ?!?!

4月は30日までですけど・・・ 少なくとも日本はそうです(いや、世界中だけど)

 

こんな事は日常茶飯事。

 

そして、「契約終了:5月30日」これが一番厄介です。

なぜかって?

1.本当に5月30日が最終日

2.5月31日の間違い

 

1か2かによって、社会保険額の控除があるか無いか、左右するんです👩‍🏫

ご存じの人も多いと思いますが、会社の給料から控除される社会保険額って、毎月最後の日に会社に所属しているか否かでその月の分がかかるか or かからないか、決まるんです。

例えば、正社員でも派遣でも、極端な話5月30日に今働いているA社を退社して、5月31日からB社で勤務を始めたら、社会保険額の控除はA社の給料からではなく、B社からになるんです!(国の方で日割り計算はしない事になってるのです)

あるいは、5月30日にA社を退社し、B社の勤務は6月1日開始の場合、A社の給与から5月分の社会保険は控除されません!で、1日空くけれどB社で社会保険に加入するのは6月1日からなので、5月分がまるまる浮く、というわけです。

(この場合、年金に関しては、おそらく後ほど国から5月分の請求が届くはずなんですけどね。)

健康保険についてトリッキーなのは、5月分の控除は無いですが、A社での加入は最終日の5月30日までなので、健康保険証も30日までは問題なく使えるわけです。

その後、6月1日からB社で健康保険に加入ですが、5月31日に病院に行かない限り、5月分の健康保険料はかからない上、健保組合からも請求は来ないです。

注:ただし、社会保険に加入した月に退職すると、月中退社であろうが健康保険料も年金もその月の分は、キッチリ引かれます。

 

このしくみを知っている派遣社員が少なからずいて、特に翌月から新しい会社での就業が決まっている場合は、その知恵を活かしてわざと月末日を避けて退社する人がいて。

 

長くなりましたが、こういう事情があるので2の「正しくは5月31日だけど、間違って5月30日と連絡する」というのは、ヒジョ~~に問題になるわけです。

 

入社した頃、「あ、30日に終了するのね」と思ってそのまま進めたら、直前に人事から「この人、本当に30日退社で合ってる?」と聞かれ、コンサルタントに確認したら

「あ、31日。30日って書いたと思ったんだけどなァ~」と、つまんない言い訳。

た・し・か・に・30日ってデータに書いてましたけどぉぉ!

てか、危なかった‼

 

 

このように「月末日間違い」を3回に2回以上の割合でしでかす外国人コンサルタントが数名いて。「2月31日」だの「12月30日」だの「6月31日」だの。

 

・・・で、毎回同じ言い訳💢

 

欧米でも日本のように、各月の日数を覚える方法を学校で習うそうですが、もう一度小学校からやり直してこいーーっ!!

 

 

 

 

 

プライド

派遣で仕事している人って、色々な事情があります。

1.「派遣」の働き方の方が好きな人。

2.大企業で働きたいから派遣を選ぶ人。

3.正社員の仕事を探しているがなかなか見つからず、やむを得ず派遣を選ぶ人。

4.家庭の事情などで、派遣で働く人。

・・・などなど。

 

 

ただ、特に上の4つのうち3番と4番の方については、「私は本当は仕事ができるんだから。派遣は敢えてやってるのよ!」と言わんばかりの対応をしてくる派遣社員さんもいて。

 

今までは正社員で働いていたのですが家庭の事情で、バックオフィス系の仕事で派遣就業している方がいました。

その方は就業前、コンサルタントに「私はこれまで正社員で年収1000万円、それなりのステイタスだったのよ。派遣やりたくてやるんじゃぁありません!」とハッキリ言われたそうです。

他の派遣さんに対してすっごく失礼ですね。。。😠

 

その方、派遣就業が決まり勤務開始したものの、給料の源・タイムシートを全く入力しないんです。

タイムシートの締め切りになっても、未入力です😩

 

タイムシートを入力するよう促そうと連絡しても、音沙汰ナシ。

担当コンサルタントから連絡してもらうと(コンサルタントとは連絡取るんです)

「私は前は年収1000万円で、ずっと正社員だったのよ。タイムシートなんて、何で入れなきゃダメなのよ?!」

と言う始末。

「でも今は時給制で勤務されていますよね。だからタイムシートの入力が無いと給与計算もできないし、お給料を支払えなくなるんですよ」

コンサルタントが説明しても、プライドがあるのか数日放置。何度かプッシュして、しぶしぶ入力するのは締切直後。

しかし、給与支払いには派遣先からの承認が必要なので、こちらから就業先の指揮命令者に至急チェック&承認いただくようお願もしなきゃいけなくて。

毎月毎月こんな調子で、本当に手間がかかる人でした・・・🤦‍♀️

 

「私はずっと正社員で年収1000万円、仕事ができるし、派遣は敢えてやってるのよ」と言うのは自由だけど、タイムシート1つ入力できないとなると、説得力ゼロです。

どんなにプライドがあっても、最低限やるべき事はきちんとやってから言わないと、ねぇ。

自己を正しく評価できていますか?

私が働いていた人材派遣の部門は、社員も、派遣される派遣社員&業務委託人々も、キャラクターが濃い(というかクセが強い)面白いメンツが多くて、まるで動物園🦁🐼🦒。

「色んな人がいるもんだなぁ」とつくづく思いました。

 

業務委託として企業に派遣される方は、ITプロフェッショナルが多くほぼ男性ですが、一段とクセがすごい。

 

中でも印象に残ったのが・・・

 

業務委託の場合も就業が決まったら事前に「説明会」をするのですが(3月17日「姉妹そろって」参照)、説明会前に担当コンサルタント

「この〇〇さん、言動がとにかく変わっててMr. Bean みたいだから。女性慣れしていないはずなので、多分ガチガチに緊張するんじゃない?」と一言。

 

こちらとすれば、とにかく1日も長く就業して頂いたらOKなので軽く流して、いざ説明会へ。

 

・・・ホントだ。ガチガチというか、こちらの説明が分かったのか分かってないのかが把握できず、コミュニケーションが取りづらい。

 

説明会を何とか終えオフィスに戻り、データベースを見てみると

〇〇さん本人が作成した書類に記載されていたのは

「特技: インド訛りの英語👳‍♂️」

「プレッシャーに強い」

「高いコミュニケーションスキルを持っている」

 

 

「インド訛りの英語」って、特技??ものまね界ではそうかもだけど・・・

「プレッシャーに強い」「コミュニケーションスキル」は、1時間ほどの説明会ではみじんも感じられず、むしろ逆の印象だったんだけど🤔

 

契約書締結、説明会も終わり、就業スタートとなったのですが、初期契約1ヶ月を終えて、次の契約延長は委託先の企業からNGが💥。

理由は「委託したプロジェクトができる能力ではない」

委託先からのフィードバックとして、「〇〇さんは英語能力と、人とのコミュニケーションやプロジェクト管理が弱点」

 

うゎっ、本人が「強み」と感じている部分を全否定💣

ま、そうですよね、私もそう思ったぐらいだし。

 

自己評価、多少のUPはOKと思いますが、逆は「ウソ」になるからOUTです!

 

 

 

 

 

契約解除

昨日、「数日で派遣先から切られる」というケースを書きましたが、本来はどんな理由であっても派遣先は派遣社員をクビにはできないし、即日の契約解除もできません。

派遣先がクビにできない理由は、派遣社員との雇用契約はあくまでも派遣元企業との間にあるからです☝

しかし実質的に、「派遣先から契約解除」⇒「仕事がなくなる」⇒「派遣元による契約解除」という構図にならざるを得ないのですが。

 

また、派遣契約書にも日本の法律にのっとって「契約解除する場合は、30日以上前に告知すること」といった内容が書かれています。告知がない場合は、告知された日から最低30日分、最低60%の給与を「解雇予告手当」として支払う義務が発生します。

が、派遣の場合、その支払い義務は雇用主である「派遣元」に降りかかります。

 

派遣先から急に契約解除を言われた時は、コンサルタントには告知義務や解雇予告手当の事を派遣先に話して、解雇予告手当についても請求する方向で話すよう伝えますが、コンサルタントも未熟でネゴ能力に欠ける人が多くて。「おたくがこっちの要望に合わない人を送ってきたんじゃないか!」と、大概負けてしまいます。

特に派遣社員に原因がある契約解除の場合は、びた一文も請求できない事が殆ど。

その場合、たった1日しか勤務してなくても、30日分の解雇予告手当を会社が負担する事になるので、大きな損失、コスパ極めて悪し。

なのに、次から次へ、毎月同じような事が起こるんですよね・・・

 

中にはそれを利用してるかは分からないけど、常習犯的な派遣社員も。

 

2回派遣就業をして、2回連続「能力不足」という事で派遣先から切られた方がいました。しかもその方、ご自身では「私は仕事ができる✨」と思ってて。

1回目の時に解雇予告手当を受け取り、そこで知恵がついたのか、2回目も当然のように要求してきて。法律なので仕方ないですが。。。

社会人としてどうよ?

私の会社から派遣される方々は定着率がことごとく悪く、私が勤務し始めてから1年半ぐらいの間は、平均して派遣契約延長2回目で終了(3回目の延長がナシ)、といった非常に短いスパンでした。

契約終了理由は殆どがミスマッチで、派遣社員から「辞めます」と言う場合。就業先から切られる場合。もちろん両方ありました。

 

原因を調べてみると、コンサルタントがクライアント(就業先となる企業)から頂いた仕事内容や勤務環境(想定される残業時間、会社の様子など)に関して掘り下げが全く足りないのと、就業開始後のフォローアップ不足。候補者に関しては、経歴や能力の掘り下げ不足、という事が判明😫。

ま、候補者に関しては3月19日の「裏話 ~営業(コンサルタント)について~」にあるように、担当するコンサルタントの経験不足が大きな原因なんですけどね。

 

ただ、コンサルタントの能力とはかけ離れた事が原因で、ちょっと信じられない終わり方をする、しかも就業してすぐ、という方がそこそこいました。

 

まずは、就業開始して「オフィスが小さすぎる!クーラーが寒い❄!」という理由で、なんとたった2日で辞める人。

派遣就業前にお顔合わせ(派遣では「面接」は本来禁止されているが、候補者と会って話をしたいという企業が100%なので「お顔合わせ」と呼んでいます)に行って、オフィスの感じなどを見ているはずなのに・・・

 

あるいは、派遣就業先に自分のPCを持ち込んで、確定申告やその他派遣先の業務と関係のない事を仕事中にしていたということで、10日ほどで派遣先に切られる人。

 

この2名はいずれも派遣は「副業」、でも1日8時間x週5日のフルタイムでの契約でした。

 

あとは、1~3日でいきなり就業先に来なくなる人。こんな方もザラにいました。中には「給与はいらないから、契約自体を無かったことにしてほしい」なんて人も。これについては、コンサルタントにも原因があるかと思います。

 

我が社で派遣していたのは99%が社会経験豊富であろう30代以上、ほとんどがアラフォーの方ばかり。

同年代として、もうちょっと社会人としてわきまえるべきなんじゃないかなぁ・・・と思う一方「他人のふり見て我がふり直せ」と思う毎日でした。

強欲さが招いた災い

通常、企業に派遣や正社員を斡旋する場合、取引前にその企業とは従業員を就業させた場合の報酬やその他ルールなどを記した「ビジネス契約」を結びます。契約書はお互いサイン済の原本を1通ずつ保管します。

 

ある日、コンサルタントから新たに取引する会社(仮「ABC株式会社」)があるので契約書を用意して送って欲しい、と依頼されたのですが、東京にオフィスがあるというのに送付先が南アジアのとある国。

送付先についてコンサルタント曰く「責任者(南アジアの方)が日本とその国を行き来している」という事で国際便で契約書を送ったのですが・・・いつになってもサイン済の契約書が戻ってこない😓。

 

契約書が戻らない中、コンサルタントは「ABC社の責任者から派遣でアシスタントが至急必要と、依頼が来てる」ということで派遣さんを決めてしまう始末。しかし、東京にオフィスがあるのに、なぜか勤務場所は自宅。

「責任者が日本に不在の事が多いので、自宅でメールでやり取りしてもらう」というのです。

ビジネス契約書を東京の住所に再送しましたが、なんと「宛先不明」で戻ってきました。📨

 

派遣営業部長にこの案件の事と「怪しいんだけど」と伝えましたが、担当コンサルタントの上司(課長)は「この会社と我が社とのビジネスは今後もっと拡大するから」と押せ押せで。

この課長、普段からすごく強引で胡散臭い🤡

 

派遣契約書とビジネス契約書を念の為、東京と南アジアの2ヵ所に再度送り、コンサルタントとは連絡が取れるので督促してもらいましたが、やはり契約書は戻ってこず。

派遣社員さんからは捺印済の契約書が戻り、就業開始日に無理やりスタート😣

 

 

そして2か月近くが経った頃、私のもとに電話が。相手は、ABC株式会社の日本人女性。

「御社から請求書が来たのですが、弊社で派遣を依頼した覚えがなく、請求書に書かれている派遣社員も存じないのですが・・・」

 

 えっっっ?!?!😲😲😲

 

「〇月に御社の〇〇さんという方から派遣の依頼があり、派遣社員は自宅勤務で就業してるのですが」と説明すると、今度は向こうが「えっっっ😱?!?!」「その〇〇、弊社の元社員ですが、随分前に退職しています。」

 

「〇〇さんから、ABC株式会社を立ち上げて派遣社員が必要との依頼があったので、ビジネス契約書を何度かお送りしたのですが、サイン済のものが返送されていなくて。」「再度、派遣契約書と一緒に東京の住所にも送ったのですが、戻ってきました。しかし今回なぜ請求書はそちらに届いたのでしょうか?」と聞くと、

 

「オフィスはその住所ではないですが、恐らく郵便局の方が気を利かせたかのか分かりませんが、たまたまこちらに届いたかと思います。請求書見て、ビックリしてお電話しました。」

 

元ABC株式会社の社員が、何とまぁ自分の元雇用主と同じ社名・架空の住所で会社を興した風に装い、そこにわが社のコンサルタント派遣社員を送っていたのです!

恥・・・

一体何のつもりだったのか。

 

「今後ビジネスが拡大するから」と行け行けGoGo な発言をした課長は、営業部長とその上司に呼び出され、コテンパに叱られておりました😜

 

・・・だから怪しい、って言ったのになぁ。

裏話 ~営業(コンサルタント)について~

人材斡旋・派遣業会社の営業(コンサルタント)は、会社により業務範囲が違います。

・候補者集めから仕事紹介まで一貫して担当

・候補者集め、仕事紹介と役割分担されている

といった感じですが、私の会社は後者でした。

 

営業経験にもよりますが、未経験の場合はまずは候補者集め担当になります。

 

候補者集めというのは、求職者がウェブサイトなどから興味ある仕事を見つけて応募 ⇒ 「一度詳しくお話させてください」という連絡を受け、面談か電話で話した後登録される、という、転職経験者なら大半が経験したであろうアレです。

 

営業には売上目標とKPIが当然ある訳ですが、候補者集め担当には「週に〇件、求職者とミーティングをして、登録する」などの目標設定がされています。よって、とにかく求職者に来社してもらい(又は電話)、自分のKPIに繋げるわけです。

「呼び出されたから交通費使って行って色々話したのに、その後仕事の紹介が全然ない!」というのは、単に「週に〇件の候補者と話す(又は獲得する)」といったKPI を満たすため、だった可能性もあります。🙄

 

仕事紹介があるのは

・会社の方針などで候補者集め担当と仕事紹介担当との連携がよくできている場合

・候補者集めから仕事紹介まで一貫して担当している場合

かと思います。後者は、指定期間内に「〇件企業に紹介し、〇件面接に進める」といったKPIと、就職が決まれば年収の〇%のインセンティブがあるためです。

ただ、自分の経歴や希望と異なる仕事紹介が多い・・・という経験をした人も多いかと思いますが、それはあわよくば企業に紹介するというKPI を満たせるし、面接については「数打ちゃ当たる⚾」的な考えなのだと思われます。

 

ここで「候補者集め担当」についてですが、先ほど触れたように私の会社では「営業(又は社会人)未経験」が担当していたので、20代前半ぐらいの若い人が多かったんです。しかも、トレーニングなども特に無く、先輩の様子を見て学ぶ感じです。

で、自分が未経験なのをよそに、自分より社会経験が豊富な求職者と話した後、オフィスで

「この人はエントリー(ジュニア)レベルだよ」

「この人はシニアレベルだね」

などと、話している訳です😫

 

仕事とはいえ、それを私はいつも横目に見て「アンタに一体何が分かるの??」と思っていました。

 

自身が求職者である時、人材斡旋会社によっては求職者と同年代のコンサルタントが担当する事になっている、という会社がありました。理由は「求職者と経験レベルが違うときちんと分からないし、求職者の方も安心しない」と。

日系・外資と比べるのは間違いかもしれませんが、「やっぱり日系はその辺分かってるなぁ!」と、ちょっと感動✨しました。

 

とにかくこの世界については、最初は「人助けになるから良い仕事」と思った社員もいるかもしれないけど、時間が経つと人がお金やKPI にしか見えなくなるんだな、と思いました。

なので、良い斡旋企業やコンサルタントに巡り合うのは、本当に難しい!と思います。

 

姉妹そろって

候補者の派遣就業が決まると、業務部で契約書を発行し、新たな派遣社員さんに来社いただいて契約締結、そしてタイムシートや社会保険など必要事項の説明を行います。

業務部にとっては、派遣社員さんと会うのはこの説明会が初めてなので、人によっては来社前にコンサルタントから留意事項を伝えられる事があるのですが・・・

 

ある日、説明会の前に日本人コンサルタントから「この人(女性・アラフォー)は笑顔が少ないけれど、犬🐶の話をすると少し笑顔が出ます」との一言が。

 

で、女性来社。聞いていた通り、挨拶時でも笑顔無し。外見についてあれこれ言うべきではないけれど、正直「おたふく」そっくりな、残念な感じ。

一通り説明を終えたけれど、やはり終始笑顔は無し。

 

派遣先でもこの感じで大丈夫だろうか???しかも紹介予定派遣なのに、とちょっと心配しつつ、犬の話をもちかけてみると

 

少し笑顔に😅

 

ちょっとホっとして説明会を終えた数か月後、今度はその方の妹の派遣就業が決まったのですが。。。

 

お姉さんにそっくり!(おたふく、笑顔ナシ)

 

ミーティングルームに案内すると、エリカ様、もしくはマライア・キャリーばりに椅子に斜めに脚を組んで座る始末。

 

で、社会保険の加入日などの説明を始めると、

社会保険って入らなきゃいけないんですか?」

「入って何のメリットがあるんですか?」

と、突っかかってきた。

 

「初期契約は1か月ですが、週40時間の契約で加入要件を満たしているから、雇用保険は初日から、健康保険と厚生年金については次回契約更新が1か月と1日以上になると、契約更新日から入る義務があります」

「メリットは、厚生年金だと将来受け取れる年金額が国民年金より若干増えるし、健康保険も健保組合のベネフィットが色々使えます」

 

などと説明したが、不服そう。てか、とにかく義務なのよ、義務!

で、この妹については、最後まで一切笑顔がなく、終始ムスっ。

 

よくこれで就業先が決まったもんだ。

派遣先とのお顔あわせ(面接)で顔の筋肉無理やり使って多少笑顔を作っていたにしろ、ボロはすぐ出るはず。

 

 

この姉妹、それぞれ初回の契約は延長となったので、健康保険と厚生年金加入について再度リマインドすると

「加入しなきゃいけないんですか?」

と、またもやヤイのヤイの言い始める始末。

 

社会保険は義務なので加入しましたが、半年後、ワンコの話で少し笑顔ができる姉は何とか直接雇用になった一方、妹の方はぐらいで契約延長されず、終了に。

 

顔の良しあしに関わらず、笑顔って本当に大切😄😄😄

特に顔がイマイチな人は、余計に心掛けて欲しい!、と思います。

ニコニコしてると性格も良く見えるし、「愛嬌がある」と可愛がられるだろうし。

 

当然の事だけど、できない人って案外いるもんだなぁ。

 

笑顔の大切さを、改めて感じた説明会でした。

メニエール病

人材紹介・派遣業会社の派遣斡旋部門の業務部で勤務をはじめて間もなく、派遣社員さんからメールが。

「派遣先でストレスが多く、メニエール病になって耳が聞こえません!担当コンサルタント(外国人)に助けてほしいと以前伝えましたが、何も変わってなくて」

 

メニエール病とは、それは大変😥。病院からは仕事して大丈夫と言われてるのかしら?

など思いながら、返信すると

 

「直接話したいので、お電話ください」

 

 

・・・え、耳、聞こえないんじゃないの?? 🤷‍♀️🤷‍♀️🤷‍♀️

 

 

と思いながらも、指定された時間に電話してみる。

「こんにちは。私の声、聞こえますか?」

「はい、聞こえます」

 

なんだ、聞こえるのか。まぁ良かったけど。

 

すると、

「派遣先のクーラーがとにかく寒くて、『寒い寒い』と訴えてるんですが、そしたら社員の人々に『更年期障害じゃないの?』とか言われて」

 

本当だったら、それは言ってはいけないし、酷い😡。(てか、更年期障害だと暑くなるはずなので違うと思うが)

どうやら、派遣先の社員さん達とは良い関係ではなさそう。

 

「クーラーの風が直接当たるので、席を変えて欲しいんです」

 

というわけで、担当コンサルタントに内容と敏速に対応するよう伝え、派遣先に取り合ってもらいました。(基本的に、派遣先と派遣社員のトラブルなどは、まずはコンサルタントが対応する事になってます)

 

 一件落着、と思いきや、1週間ぐらい経って再びメールが。

再度電話してみると

 

「席は変えてもらいましたが、後ろに古そうな段ボールが山積になってて、それが臭いんです!」

「しかも、天井の照明が当たらないので暗くてパソコンもよく見えません!!」

「臭さと暗さがとにかくストレスで、メニエール病もひどくなって、もうますます耳が聞こえませんっっっ!!😱」

 

 

そうかもしれないけど、電話で私の声、ちゃんと聞こえてるし!

 

「再度コンサルタントに伝えますね」

 

 

この後少し経った頃、この方は契約終了となりました。その後すぐ、再度派遣のお仕事が決まったのですが、そこでも派遣先に対する愚痴やクレームを連発し、すぐに契約終了に。

データベースを見てみると、私が働き始める以前から、就業しては数か月で契約終了、の繰り返しの方でした。

 

コンサルタントに「この人、毎回派遣先とトラブルになってはすぐ終わってるでしょ。これじゃぁウチの会社の評判も悪くなる。自分の利益の為、次々と紹介するのはやめたら?」と促し、その後紹介する事はなくなりました。

 

ブログスタート

こんにちは、Sazaeです。

社会に出る事20年近く。アラフォーも後半に差しかかり、結婚の機会も訪れず、社会経験ばかりが多くなる一方、果たして「キャリアウーマン」などと呼べるのかどうか・・・

 

でもそんな中でも、特に濃ゆ~い経験をした派遣斡旋会社での日々の出来事や裏話を中心として、時々自身が何回か転職を経験する中で転職エージェントや転職について思うことも交えながらアップしてこうと思います。

 

「過去(または今)派遣で働いてます」「転職を考えています」「転職、苦労してるのよね~」という30代半ば~同年代女性に読んでいただいて、何か感じてもらえたら嬉しいです。

 

さて、私が働いていたのは外資系で「正社員・派遣斡旋業」をしている会社の「派遣斡旋部門」。

社内も所属部門も、半数が外国人。色んな国の人がいたし、「帰国子女」も沢山いました。

社内の半数は「コンサルタント」と呼ばれる、正社員や派遣の仕事を斡旋する、いわゆる営業。外国人は殆どがこの「コンサルタント」です。

一概には言えないけど、こういったリクルート業界で外資の会社の「外国人コンサルタント」で特に20代~30代前半の人は、これまでの社会経験が「大学卒業したばかり」「前は英会話講師」というのが殆どで、一般企業を経験してからこの業界に来る外国人はあまりいないと思います。(その逆はありますが)

 

日本人コンサルタントについては年齢層は色々で、新卒もいれば一般企業からの転職者もいました。帰国子女のコンサルタントについては、社会経験ナシが過半数な感じです。

 

なぜ、「前職は英会話講師」「社会経験ナシ」なコンサルタントが多いのか?

・・・それは、そして英会話講師と同様、英語さえ喋れりゃ未経験でも入社できるから。そして、数字さえ達成すれば儲かるから!です。

一般企業ではおそらく通用しない経験や能力であっても、「数字」さえ達成すれば、年収1000万円超えも夢ではない。

 

一方で、私の会社で登録されていた正社員・派遣社員の「求職者」というと、一般企業での社会経験があり、英語が話せる30代以降の人が過半数

 

このように、これまでのキャリアについては、コンサルタントより求職者の方が経験豊富というケースが殆どです。

 

予想外の事をやったり聞いてくるコンサルタント、そしてコンサルタントに翻弄され苦労したり、時には常軌を逸した問い合わせをしてくる派遣社員

 

この両社に挟まれながら、毎日起こる色とりどりな出来事から、私はたくさんの事を学びました。