派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

求職者への情報提供

派遣でも正社員でも、特に外資の人材斡旋会社から提供される「求人票(Job Description)」は、情報が少ない!と思います。

もちろん会社にもよりますが、想定残業時間、正社員の場合は試用期間や休日、福利厚生は一切書かれていない場合が多い印象です。

(日系大手斡旋会社の求人票は、ここまで網羅されているケースが多そうです)

 

詳しい残業時間などの「就業先には直接聞きにくい情報」を担当コンサルタントに聞いても、きちんと回答できる人はごくわずか。「多分~」「~だと思う」など、ユル~い回答や、正直に「分からない」と言う人も🤨。その後企業に聞いてくれる人もいますが、ほとんどはそのまま放置。

クライアントとなる企業との関係構築ができていなかったり、企業から出された情報を深掘りせず、そのまま流しているのでしょう。

 

よって、正社員でも就職後、仕事内容や条件について「コンサルタントから聞いていない」「聞いていた話と違う」という経験をした方もいると思いますが(私は経験しました)、派遣社員からも就業開始後の相談やクレームが多かったです。

 

私が勤務していた派遣業会社では、「仕事がなさすぎる」という理由で、開始後2週間で辞めた派遣社員がいました。

この方、再度ウチの会社から派遣就業が決まったのですが、今度は「仕事が多すぎる」と文句を言ってきました。タイムシートを見ると、残業時間は36協定内で定められている時間数に全く及ばない程度でしたが、またもやすぐに退職🤦‍♀️。

 

逆に、「残業が多すぎ」と文句を言ってきた派遣社員もいました。この方の残業時間は36協定に抵触する恐れがあったので、担当コンサルタントに「派遣先に注意して!」と指示。結果、残業は減ったのですが、その途端、今度は「残業が少なすぎ。給与に影響する」とのクレームが。この方に対応た私と同じ業務部の同僚は、さすがに見かねて「前は残業が多すぎるって言ってましたよね」とクギを指していました🔨。

 

どうしろ、っちゅーねん・・・

 

どちらのケースも、派遣社員さんの一貫性の無さは否めません。が、コンサルタントも事前に仕事の少なさ・残業の多さをもっと把握していれば、退職や残業過多を未然に防げたのでは?

 

仕事内容、残業時間、その他会社のルール・・・実際に働いてみないと分からない事って山ほどあると思います。ただ、労働者の生活に影響する部分=知っておくべき事、については、企業から来る求人票を人材斡旋企業はきちんと確認し、足りない情報をきちんとヒアリングしてから求職者に情報提供してほしいです。

そんな斡旋会社(又はコンサルタント)なんて、存在するのでしょうか??