派遣業界 日々の裏話 &  転職体験記

40代、未婚女性。日系・外資系企業の数社を経験。中でも人材派遣業界での勤務時に日々遭遇した出来事や裏話、そして転職活動で思った事などを書いています。

外国人の雇用について思うこと <Part 1>

今回のテーマはちょっとリキが入りそううなので、2日間に分けます!

 

最近ニュースでも話題になっていますが、深刻な人手不足への対応策として今月から新たな外国人受け入れ制度がスタートしました。これにより、今後の外国人雇用に拍車がかかりそうです。

 

私は今まで、沢山の外国人の同僚と共に長年働いてきた訳ですが、そこから見たり感じたりしてきた事を踏まえて考えると、この「外国人受け入れ制度」には100%賛成はできないのです。

 

(因みに今回の話は、日本人の配偶者を持つ外国人は除外しています。)

 

私の勤務していた人材派遣会社から派遣される従業員のうち、外国人の割合は10%以上。非正規雇用のため、彼らは初めから就労可能なビザを持っている事が大前提です。

 

外国人派遣社員(又は業務委託社員)は、ITスキルなど、今の日本でスキル保持者が少ない能力を身に着けている人が9割近く。そのような特殊能力がある人の雇用に対しては、私は賛成派です。

また、特殊能力ではなくても、1つの業務に対する経験が相当ある外国人で、他の日本人候補者と比べた結果その外国人の方が経験値が高く企業のためになる場合もOKだと思います。

実際、派遣社員として事務の仕事をしている外国人には、職歴も関連業務の経験が豊富な上、日本語もバッチリ話せるので派遣先企業からも重宝されている人も多くいました。

 

その反面、「日本って(外国人に)甘いなーー😑」と思う事もしばしば。

 

ある日、外国人の派遣就業が決まったと、コンサルタントから報告がありました。

その方は、日本に駐在員として来日したばかりの外国人の配偶者。日本語は全く話せません。

駐在員の配偶者として来日&居住している人は、「資格外活動の許可」を入国管理局から得れば、週28時間以内で就労可能です。

 

その人が今回担当するポジションはというと、派遣先企業の人事部にて「Compensation & Benefit」。要は「福利厚生」担当です。

 

日本国内の企業で福利厚生を担当するぐらいだから、日系企業で同様のポジションの勤務経験があるのか?又は、日本在住経験があって、その上日本の福利厚生について知識があるのか?というと、答えは「NO」。福利厚生担当の経験や、日本在住経験などは全く無い人です。

 

契約内容はというと、週28時間という縛りに収まるよう、1日6時間、週4日間。

驚くのは時給。

この方に支払う時給は何と!!・・・・・・5000円😱😱😱

電卓をたたいて年収を計算してみたのですが、軽く600万円超え。

 

週24時間で600万以上。自分より条件良すぎ!

 

福利厚生なんて、日本人で経験者、いっぱいいるでしょう!!

現在主婦とかで、元々そういう仕事をしていた方も沢山いるはず。

なぜわざわざ、経験の無い外国人を雇うのか??

 

「やってらんねーー!」

日本人である私を含め業務部一同、働くのがバカバカしくなりました。

 

(つづく)

 

締め作業(激務!)最中の事件

他の人材派遣会社も同じだと思いますが、私が所属していた業務部にとって1か月の中で最も忙しいのが、タイムシート締日直前~締後3日間。派遣社員全員分のタイムシートの処理に追われます😥😥。

 

でも、締め処理の間でも通常通り新たな派遣就業は決まり、その処理や新派遣社員へ就業前の「説明会」も行います。

 

派遣就業決定から就業開始日まである程度余裕がある場合もありますが、「明後日からスタート」などという急ぎの場合もあります。特に激務な締め処理が始まる前には、決まる可能性がある派遣案件については事前に業務部に情報をシェアするよう、コンサルタントにはお願いしていました。

そのピークの最中、何の前触れもなく「急ぎの派遣が決まったので、すぐに契約書を作って」と外国人コンサルタントから依頼が。説明会の日程は明日,、就業開始は説明会翌日です。

 

「決まりそうなものは事前に伝える事になってるよねぇー?」とコンサルタントにボソっと一言伝えながらも、何とか時間を作って契約書作成など事務処理を進めました。派遣先企業へはコンサルタントから取り急ぎ、契約書のソフトコピーをメールで送信。

 

説明会当日。

時間になりましたが、派遣社員が現れません。

電話をしましたが、何度やっても繋がらず。

15分以上待っても来ません。

 

この忙しい最中に・・・😠😡😠😡

 

半ばキレながらコンサルタントに話すと、暫くして

「派遣先企業に連絡したんだけど、今日から働いているらしい」

 

はぁーーーーーっ!?💢

 

どうやら、派遣先企業がなぜか派遣社員の連絡先をゲットし、直接本人に連絡して、就業開始日を指定していたとの事。その就業開始日はコンサルタントには知らされていなかったようです。

 

一体どうやって連絡先を知ったのか??

派遣の場合、実際に就業開始するまでは氏名以外は一切、派遣先に公表することはできません。

そのため、人材を紹介する時に送る履歴書なども、氏名のみの記載。住所や電話番号、メールアドレス、年齢など個人情報は全て伏せます。お顔合わせ(派遣の場合、派遣先は「面接」は本来してはいけない事になっていますが、当然直接会って話をしたいという会社が多いので、あえて「お顔合わせ」と呼んでいます)の時も、派遣先企業は個人情報に繋がる事は絶対に聞いてはいけません。

 

この「お顔合わせ」は、特に日系の人材派遣会社は同伴するのが常ですが(本来は同伴が基本)、このコンサルタントはしていなかった事が判明。その為、この時に個人情報をゲットしたのかもしれません。

 

ま、自業自得だわ。

 

このコンサルタントはこんな事があっても、その後「お顔合わせ」に同伴する事はごく稀🙅‍♀️。

結局、説明会の内容は全てメールで派遣社員に説明し、契約書も1日前倒しで作り直しました。

 

 

 

 

前日の「コンサルタントの脳がフル回転する瞬間」に登場する、派遣先で直接雇用された2週間後から出社しなくなった50代男性派遣社員。実は私が勤める派遣元会社から派遣の仕事が決まる前、かなりの数の会社で勤務してました。いわゆる、職歴が「Jumpy」な人です。

 

派遣の仕事が決まると、週20時間以上の就業条件だと雇用主は派遣社員に対し雇用保険への加入手続きをします。

この派遣社員の就業が開始した数日後、私の同僚の人事から連絡が。

雇用保険の手続きをしようとしたんだけど、この人の直近の会社が雇用保険の脱退手続きをしていないようで、ウチの会社からの加入手続きができない」

「(派遣社員)本人から直近の会社に連絡してもらって、脱退手続きを急いでするよう依頼してもらって」と。

 

雇用保険や健康保険は、従業員が退職した日の翌日に「資格喪失」するよう、雇用主である会社は必ず脱退の手続きをしなければなりません。

 

急いでこの派遣社員の男性に連絡したのですが

「私の前職というのは、A社でしょうか?」

 

な、なぜ聞く!?!?

しかも直近の事なのに。

 

データベースには求職者の経歴など情報はありますが、人によっては今まで働いた会社を正直に全部書いているとは限りません。

幸いこの方、派遣就業開始が12月中で我が社で年末調整を行う為、その年の源泉徴収票を就業開始前に提出いただいていました。

それを見てみると、直近の会社はA社ではなくB社🤦‍♀️🤦‍♂️

A社を退職後、B社で2か月間働いていたのです。B社を退職したのはたった3ヶ月ほど前です。

 

それを伝えると

「あ、そうなんですか。ではB社に連絡してみます」

 

もーーー!「そうなんですか」じゃねーーよ!!😫

 

同年中、しかも3か月前まで短いけれど2か月間も働いていたのに、なぜ覚えていない??

この人も大概だけど、B社も謎。

従業員が辞めたのに、雇用保険をそのまま放置って・・・

雇用保険を放置しているという事は、離職票も出ていない、という事だと思うのだが。

 

源泉徴収票が「退職」になっているのか否かは見るのを忘れたのですが、も、もしや、直接雇用後2週間で出社拒否したのと同じように、このB社にも突然出社しなくなり、B社は退職扱いではなく「休職」みたいな扱いにしていたりして。

コンサルタントの脳がフル回転する瞬間

4月1日の「派遣先に直接雇用されたのに」で、とある20代派遣社員が派遣先企業で直接雇用になった数日後、突然出社しなくなったケースについてお話しましたが・・・

 

年代に関わらず、同様のケースはちょくちょくありました。

 

派遣先企業にて1日付で正社員として採用された50代男性の派遣社員。直接雇用になって2週間、派遣社員の時に担当していたコンサルタント(外国人)が

「無断欠勤しているらしい😨😱」

と話してきました。しかも、

「今月1日にさかのぼって、14日までの派遣契約書を作れる?もしあと数日出社しないなら、派遣契約終了という事にできない?」と。

 

このコンサルタント、普段の仕事ではヌケている所ばかりなのに、このような時に限っては、よくもまぁあの手この手を考えてくるなぁ😒・・・とある意味関心するのですが、残念ながらどの手もツメが甘く、パシっと断られて終わります😅。

 

今回の手も、派遣社員本人と派遣先の同意が無いのに勝手に契約書を発行すると「フェイク」となり、会社としてOUTです。

しかも月末時点で我が会社(派遣元)との雇用関係は終了しており、離職票も発行済です。

 

すると、

「じゃぁ、派遣先に対して紹介料のディスカウントはできる?」と。

 

派遣先となる企業とは、派遣社員が派遣先企業に直接雇用されると「人材紹介料」を請求する契約になっています。紹介料は企業との契約次第ですが、大体年収の30%とか40%とか。担当しているコンサルタントにはこの「紹介料」からインセンティブが支払われます。

しかし、直接雇用された人材が半年以内に退職した場合は、紹介料は払い戻しとなる場合が多く、契約書にもそう記載されています。

よってディスカウントするしないとかいう問題ではなく、この50代派遣社員の紹介料は結局「払い戻し」になります。仮に「特別にディスカウントします」と決めたところで、数日で欠勤しそのまま退職となりそうな人材に対する紹介料を、企業がすんなり支払ってくれるとは思えません。

 

いつもと同じく、今回も「是が非でもお金(インセンティブ)を得たい!」という根性が見え見えで😩。

自分自身のお金の事となると、とたんに頭が回り始めるコンサルタント

結局、玉砕されますがね

お金は大切だとは思うけれど、こういう姿を見るたびに「こうはなりたくないな」と思います。

派遣社員にとっては、外資の「派遣元企業」はオススメかも?

派遣として働く場合、通常、時給は滅多に上がらないかと思います。

どこの派遣元会社も派遣社員が自ら言わない限り、担当コンサルタントは動かないと思うし、言っても派遣先企業に言えない、又は交渉するのが億劫なのか、「時給は上げられません」とパシっと言われるだけ、というケースが多いかと思います。多分、日系の派遣元会社は特に時給に関しては厳しく、何年働いても時給が上がらない、上がってもスズメの涙ほど🦉。

 

私が昔、派遣社員で働いていた頃の話です。就業開始前、担当コンサルタントは「3ヶ月経ったら時給を上げるよう交渉します」と約束しました。しかし、3ヶ月経っても何も変わらず。

就業前に「時給アップの交渉を約束されてましたが、どうなっていますか?」と話したところ、予想通り何のアクションもされていませんでした。「前任者が2時間以上残業していた所を、私は全く同じ仕事をしながらも残業はしていません。その分コスパが良いかと思いますが・・・最初、3ヶ月経ったら時給交渉して頂けるという事でしたよね?よろしくお願いします」と話しました。

数日後、

「交渉、大変でしたが、何とか50円上げていただきました。」と連絡が。

ここまでは良かったのですが、すかさず続けて

「あたたは他の方より時給が良いし、派遣先の〇〇さんに、よーーーくお礼を言っておくように」と。

 

時給交渉いただいたのは大変有難いが、ものすごく恩着せがましい言い方だったのです。

そんな事、大人だし分かっとるわ!!!

しかも、その派遣元から派遣されているのは当時私一人。他の派遣社員さんは皆、他企業から派遣されていたので「他の人より時給が高い」も信憑性が無く・・・

ま、派遣先はすごく良い会社で、2年間楽しく働きました。ただ、時給が上がったのはこの1回だけ😔。

 

私が働いていた派遣元会社にも、派遣社員さんから「時給を上げて欲しい」とリクエストがちょこちょこありました。

そんな場合、特に外国人コンサルタントは、二つ返事ですぐに時給を上げてしまいます。派遣社員とそういう約束をしていた訳でもありません。

しかも十円単位ではなく、百円単位で💨!

派遣先と交渉し、請求額と派遣社員への時給の両方を上げるケースもありますが、後者の「単に時給のみを上げる」ケースも多々ありました。すなわち、派遣元のコストから捻出、という事です。

 

何らかの実績や根拠があったり、派遣期間がある程度になって時給アップをリクエストするのはモチベーションを保つためにも良いし、上げてもらうべきだと思います😤。

ただ、私の勤務していた派遣元では、コンサルタントに「なぜ時給を上げるの?」と聞いても根拠が全く無く、「〇〇さんからアップして欲しいと言われたから」と・・・

 

中には就業開始後、たった1ヶ月で要求してくる人もいましたが、コンサルタントはこんな感じなので、易々と応じてしまうのです。人が良いというか、なんというか。

しかも「1か月で増額要求する派遣社員」の中には味を占めてその後、毎月時給アップを要求する方もいました。1社目の派遣先との契約が終了し、違う会社への派遣就業が始まったのですが、前回と同じくまた1か月で「時給アップ」をリクエスト。

さすがに担当コンサルタントには、「この人、前回毎月要求してきたでしょ?もし上げるなら、また毎月リクエストしてくる事を考えて、十円単位にした方がいいんじゃない?根拠もないのに普通たった1か月でアップはありえないけど」と釘を刺しました。

 

派遣として働くなら、派遣元会社は金銭的交渉をすごく渋る日系より、私が働いていたような「外資」を選んだ方が、派遣社員としては何かと都合がいいと思います😁😁。

悪い言い方ですが、「条件が良くならないと、契約延長については考えますぅ・・・」などと言うと、自分のインセンティブが無くならないよう必死にすがり、要望に応じるコンサルタントが多いので。(全員ではないですが)

ミドルの男性派遣社員に多いパターン

我が社から企業に派遣される方は殆どが女性でしたが、もちろん男性もいました。

男性の派遣社員の平均年齢40代半ばぐらい、上は60代の方も。40代以降の方は皆さん過去は正社員で勤務していた、という人が多かったです。

 

特にOver50代の男性に共通していたのが、自分の立ち位置を勘違いしている、という事。

 

例えば4月4日の「求職者への情報提供」に登場した、「残業多すぎ」と連絡があり、派遣先と話した結果、残業が減ったら今度は「残業が少なすぎて給与に影響する」とクレームしてきた方。この人は結局その後、派遣先との契約延長を拒否し、違う企業への派遣就業が決まったのですが・・・

新しい派遣先では自分の「指揮命令者(上司)」に向かって上から目線で日々話していたとの報告が。当然、指揮命令者との関係はこじれてしまい、指揮命令者がタイムシートを全く承認してくれなくなる事態に😓。

 

他の派遣社員で、同じ派遣先で3年以上も働いている、私の勤める派遣元企業の派遣社員としては異例の男性がいました。この人、完全に自分自身を「派遣先企業の社員」と勘違い。そのため、本来は派遣元企業の従業員である派遣社員さんは、派遣先企業の社員について話す時に「〇〇さん」と呼ぶところを、この方は「弊社の〇〇」と、苗字を呼び捨て。しかも派遣先企業を「弊社」って・・・

その上、自分が所属する派遣元企業の担当コンサルタントに対しても、いつも上から目線であれやこれや要求。「自分は派遣先企業の社員」と勘違いしているので、「(自分は派遣元企業の)客だ」とでも思っているのでしょうか🙄。

 

実際に働いている場所が派遣元企業のオフィスではなく、他企業のオフィスなので、こういう感覚になるのも仕方ないとは思うのですが・・・

年齢的には派遣先企業の社員さんより上になる、というのもあるかと思いますが、派遣先企業でうまくやっていく為にも自分自身の「立ち位置」をわきまえて欲しいな、と思います。

(もちろん、プロジェクトマネージャーなどのポジションで派遣される人もいるので、その場合は自分の「部下」に上から目線で話すのは仕方ないと思いますが)

 

 

ドン底からの這い上がり

求職者に対し派遣のお仕事が決定すると、就業開始前に行う説明会。

毎日のように説明会を行うので、それはそれは多くの人々に会ってきました。踏み込んだことは聞かないものの、人生いろいろだなぁと思わされます。

 

ある中年男性が派遣社員として企業に派遣される事になりました。担当コンサルタントによると、数年ぶりに働くとか😮。

新しい派遣社員さんからハローワークに提出するための「採用証明書」と再就職手当を貰うための用紙を書いて欲しい、と依頼される事は多いのですが、社判も必要なので通常は後日郵送にて対応していました。

 

この男性にも「後日発送になります」と伝えると

「(説明会の後)このまますぐにハローワークに行くので、今書いてほしい」

書類は何枚かあるし書くのもそこそこ時間がかかる上、社判の責任者にすぐ捺印いただけるか分からない旨を伝えると、

「お金が無いので、すぐに手続きしたいんです!」と。

 

数年働いていなかったとの事だけど、そんなに困ってるのか・・・ということで、数時間後に取りに来ていただく事で合意しました。

 

オフィスに戻ると担当コンサルタントが「彼、いつ会っても上下共に今日と全く同じ服装なんだよね・・・」と一言。服も無いとは、それは大変。

 

数時間後、書類を取りに来られたのですが、その時

「すみませんが、仕事が始まるので定期券を買いたいのですが、お金がないので交通費を貸してもらえませんか?」と。加えて、

「あと、給料も前借りできませんか?🙏」

 

給料の前借りはたまーーーに問い合わせがあるのですが、交通費を貸して欲しい、というのは初めてでした。

我が社から就業するのも初めてだし、派遣社員も含め従業員に金銭を貸すことは行っていないので、悪いけれどそれはお断りしました。

 

一応、インセンティブで高収入の担当コンサルタントに「ポケットマネーから貸してあげたら?」と言ってみましたが、苦笑いのみ。

 

その後すぐ、無事就業開始。この男性、派遣先では経理系の仕事、時給は数千円。かなりの高給取りでした💰。

最初の給料日の時、「あの人、喜んでるだろうね。一気にお金持ちだし!」

同僚と共に思い出してしまいました。彼にとっては生活がガラっと変わるでしょう。

 

数年のブランク、何があったかは知りませんが、再就職できて生活に困らない状態になって、本当に良かった!と思える人でした。

洋服も増えてるといいなぁ👔。

 

 

 

不要なアピール

私の会社(正社員・派遣社員の斡旋業)がターゲットにしている求職者は、30代以上で日本語・英語の2か国語以上がそれなりに話せる人。社内については、従業員は外国人も日本人も基本的にバイリンガルです(日本語、または英語オンリーの人もいますが)

 

私の会社から他企業に派遣される派遣社員さんも同じ。

ただ、派遣就業前に行う「説明会」で、「私は海外に住んでいたのよ」と必要以上にアピールしてくる人がちらほらました。

 

例えば、契約書その他書類に捺印する時、

「印鑑って久々に押しますー」

 

社会保険雇用保険、健康保険、厚生年金)について説明した時、

アメリカは年金は(どうのこうの)なんですが~」

 

だからどうした?

不要な情報をポンポン入れてきます。

 

中には流暢な日本語で

「私、海外生活していたので、英語で説明いただけますか?」

「契約書が英語の方が読みやすいので、英語に変えていただけますか?」

と言ってくる人も。

「何年ぐらい住んでたのですか?」と聞いてみると

「1年」だの「3年」だの。。。

本人には言いませんでしたが、私の方がよほど長いです🙄

 

もちろん、そういうリクエストをする方の中には10年以上日本を離れていた人もいましたが、調べてみると生まれてから高校生や大学生までバリバリ日本だったり。

幼少時代から海外だったらまだしも、10代後半まで日本で現在アラフィフぐらいの年齢なら、日本語は読めるでしょう~~😑

 

先輩から聞いた話ですが、説明会の途中で「海外にいたので英語で説明してください。その方が慣れてるんですぅ」とリクエストがあった時。

その先輩(旦那が海外の方で、英語が超上手い)にバトンタッチして説明を始めると・・・

黙り込んでしまったとか😮

じつはその派遣社員、海外在住はたった1年未満。

 

このような「海外(英語)アピール」をしてくる人は、海外在住歴が3年未満などの短い人が大半でした。

5年やそれ以上になると、英語が話せるとか海外に住んでいたとか、そんな事は本当にどーでもよくなります(少なくとも私自身はそうです)。英語なんて単なる言語だし。

私の友達で帰国子女が何人かいますが、「海外に住んでた」「英語がペラペラ」なんてアピールする人は皆無でした。

 

大切なのは、どこに居ようが自分がどう成長してきたか、自分は何ができるのか、だと思うのです。

 

ただ、たった1人だけ、父親の都合で幼少期にアメリカに移住、つい数年前までアメリカに居た、という同僚がいたのですが、二言目には「私は帰国子女でグリーンカードも持ってて、英語もネイティブ並みなのよ。旦那は元駐在員、子供もアメリカの大都会で産んだし。私の子供のスペックときたら、最強だわよ」「でも、グリーンカードはもう放棄した」といつも言う輩がいました。

でも、実務経験が無いらしく、仕事が全くできず、スピードも遅い。最初、英語はネイティブっぽいのかと期待しましたが、発音もネイティブとは程遠い・・・

比べたら悪いけれど、私の帰国子女の友人達とは大違い。

 

若ければまだしも、アラフォーになって帰国子女アピールする人なんて会った事が無いので、衝撃でした。

多分、この元同僚(他、アピールしてくる人々)って、これしかアピールポイントが無いんでしょうね。かわいそうな人だなぁ・・・

求職者への情報提供

派遣でも正社員でも、特に外資の人材斡旋会社から提供される「求人票(Job Description)」は、情報が少ない!と思います。

もちろん会社にもよりますが、想定残業時間、正社員の場合は試用期間や休日、福利厚生は一切書かれていない場合が多い印象です。

(日系大手斡旋会社の求人票は、ここまで網羅されているケースが多そうです)

 

詳しい残業時間などの「就業先には直接聞きにくい情報」を担当コンサルタントに聞いても、きちんと回答できる人はごくわずか。「多分~」「~だと思う」など、ユル~い回答や、正直に「分からない」と言う人も🤨。その後企業に聞いてくれる人もいますが、ほとんどはそのまま放置。

クライアントとなる企業との関係構築ができていなかったり、企業から出された情報を深掘りせず、そのまま流しているのでしょう。

 

よって、正社員でも就職後、仕事内容や条件について「コンサルタントから聞いていない」「聞いていた話と違う」という経験をした方もいると思いますが(私は経験しました)、派遣社員からも就業開始後の相談やクレームが多かったです。

 

私が勤務していた派遣業会社では、「仕事がなさすぎる」という理由で、開始後2週間で辞めた派遣社員がいました。

この方、再度ウチの会社から派遣就業が決まったのですが、今度は「仕事が多すぎる」と文句を言ってきました。タイムシートを見ると、残業時間は36協定内で定められている時間数に全く及ばない程度でしたが、またもやすぐに退職🤦‍♀️。

 

逆に、「残業が多すぎ」と文句を言ってきた派遣社員もいました。この方の残業時間は36協定に抵触する恐れがあったので、担当コンサルタントに「派遣先に注意して!」と指示。結果、残業は減ったのですが、その途端、今度は「残業が少なすぎ。給与に影響する」とのクレームが。この方に対応た私と同じ業務部の同僚は、さすがに見かねて「前は残業が多すぎるって言ってましたよね」とクギを指していました🔨。

 

どうしろ、っちゅーねん・・・

 

どちらのケースも、派遣社員さんの一貫性の無さは否めません。が、コンサルタントも事前に仕事の少なさ・残業の多さをもっと把握していれば、退職や残業過多を未然に防げたのでは?

 

仕事内容、残業時間、その他会社のルール・・・実際に働いてみないと分からない事って山ほどあると思います。ただ、労働者の生活に影響する部分=知っておくべき事、については、企業から来る求人票を人材斡旋企業はきちんと確認し、足りない情報をきちんとヒアリングしてから求職者に情報提供してほしいです。

そんな斡旋会社(又はコンサルタント)なんて、存在するのでしょうか??

お遊びじゃないんだから

最近では(随分前からだと思うが)、海外のように日本でも夏休みに大学生が「インターンシップ」として働く事が増えています。

普段はアラフォー世代を中心に派遣のお仕事を紹介している我が社も、夏休み前から大学生を「インターン派遣社員」として企業に送り込む事が、件数は少ないもののあります。

 

コンサルタントから、某SNS有名企業に大学生のインターン派遣が決まったと連絡を受け、契約書作成に取り掛かったのですが、

 

苗字の漢字が激しい!😲

詳しくは書けませんが、例えるなら随分昔に神戸であった事件の犯人「酒鬼薔薇👹」のような感じです。

「すごい名前・・・」と、業務部内がザワつきました。

 

まぁ、「日本には色々な苗字があるから、ありえるのかも」と信じて、契約書を作成し、就労開始前の説明会を行いました。

説明会では、まず契約書の名前「酒鬼薔薇」に間違いがないか確認いただきます。

 

インターンで短期なので社会保険は対象外なのですが、給与支払いがあるのでマイナンバーカードや銀行口座情報などの確認をします。よって、この「酒鬼薔薇」さんにも身分証明書などを提出いただくと

 

むむっっ、名前が違う!!😱😱😱 

しかも苗字だけでなく、名前も😰😰

 

苗字は読み方も漢字も全く異なり、名前は読み方は一部同じでも漢字は全て違いました。

契約書作成の時の不安が的中しましたが、「酒鬼薔薇」さん=説明会に来ているこの人、という証明が名前では取れません。

幸い、生年月日や住所、電話番号など、名前以外はすべて一致。業務部内で相談した結果、「同一人物」とみなす事にしました。

 

 

「なぜ偽名を使ったのですか?」と問いただすと

「普段はその名前を使っているんです」と当然のように答える始末。

 

 

派遣先企業には、説明会前に「酒鬼薔薇」の名前で作った契約書を送付済です。

急いで派遣先に電話し、「実は、氏名が異なっていたので、契約書を訂正したものを取り急ぎメールします」と事情を伝えましたが、当然派遣先もビックリしていました😮

 

このしょーもない偽名のおかげで、この後システムへの名前登録から契約書訂正など、余計な処理をするハメになり、うんざり。

 

しかしなぜ偽名を使う?!?!決して遊びではない、「就業」に関わるオフィシャルな場面で??

今回は大目に見ましたが、もし正社員だったら、内定後偽名と判明した時点で取り消しになる可能性があるのに。

アルバイトなどでも、偽名を使っているのか?

いくら大学生といえども、このような人は後にも先にもこの方だけでした。

(箸休め)スタバ事件 vol.1

ここのところ派遣や業務委託にまつわる「重め」な事件を書いてきたので、ここでちょっと「箸休め」的な出来事を一発。

 

私が勤務していた人材斡旋・派遣業(派遣元)の会社では外国人コンサルタントが多く、しかも毎日毎日凝りもせず同じ失敗や間違いを繰り返し、私が所属していた業務部はその処理に追われていました。

 

その常習犯数名は、お詫びとしてよくスターバックスでコーヒーやらスイーツやらを奢ってくれたのですが・・・

 

スタバ発祥の国出身、日本在住が長くスタバにはしょっちゅう行っているトップ常習犯の一人が、再度間違いを犯し、コーヒーを買ってきてくれる事になった真夏のある日。私はホットラテ、同僚はフラペチーノを注文。

 

スタバから戻り、紙袋を手渡してくれたのですが・・・

 

なぜか2つともホット☕

 

同僚が「私、フラペチーノ頼んだんだけど」と言うと、何のためらいもなく

「This is Frappucchino!」と。

 

「は😲??私、フラペチーノ頼んだよね?」と答える同僚。するとまたもや

「This is Frappucchino!」

 

「えっ!?」と不思議な顔をしていると、何か悟ったのか。顔を真っ赤にしはじめるコンサルタント

「もしかしてフラペチーノ、知らないの?」と同僚がボヤき始めたので、「まぁまぁ、折角買ってきてくれたんだし、いただきましょう」となだめ、コンサルタントはそのまま自席に戻りました。

 

それと入れ違いに、スタバの国出身ではない、仕事ができる数少ない外国人コンサルタントがやってきました。

試しに

「ねぇ、フラペチーノって知ってる」と聞くと

「え?コーヒーとかを氷と一緒にミキサーにかけて、上にホイップが乗った冷たい飲み物でしょ?それがどうかしたの?」と回答。

「そうそう、それよね。ありがとう」

ちなみにこのコンサルタントは、健康の為、甘~くてカロリー高いフラペチーノなんて飲む人じゃぁありません。

 

同僚と「やっぱ彼(スタバの国出身のコンサル)はダメよね・・・😣。フラペチーノ飲んだ事ないとしても、あんなにしょっちゅうスタバ行くくせに、普通知ってるよねぇ」とボヤきながら、一緒にあっつあつのホットコーヒーをいただきました。

派遣先に直接雇用されたのに

派遣として働き、のちにめでたく、派遣先企業から正社員や契約社員として直接雇用になるケースがあります。

最初から直接雇用を目的とした紹介予定派遣の場合は当然なのですが、通常派遣で働く人も直接雇用されるケースがあります。

ちなみに紹介予定派遣だと派遣期間は上限6か月という期限があり、その期限内に派遣先企業と派遣社員は、直接雇用するか(されるか)否かを決めなければいけません。

 

私が勤務していた人材会社では珍しい20代の方で、通常派遣で暫く働いたのち、とある外資系企業に直接雇用になった方がいました。

担当していたコンサルタント(外国人)は、お世辞にも仕事ができる人ではなく、ちょっちゅう業務部に問題を持ち込むトップ3の一人。そんなコンサルタントにとって、自身の担当派遣社員が初めて直接雇用されたという事で、「良かったね」などと言っていたのですが・・・

 

直接雇用から2か月後のある日。その外資系企業の人事部から業務部に電話が。

「ちょっと、〇〇さんが会社に来てないんだけど!」

話を聞くと、ここ2日~3日、無断欠勤をしているらしい。

「担当だれだっけ?どうなってるのか、話したいんだけど。」

担当者名を伝えると

「あー、あいつか!お前のせいだって言っといて💥💥💥!!」(ガチャン!)

 

いくらお客の立場とはいえ、人事部ともあろう人がすごい口調。

しかも「お前」って・・・

ま、担当コンサルがあれだから、気持ちは分かるけど🙄

 

直接雇用になりこちらの手を離れているので、正直、この問題についてこちらは関係が無いのですが、一応担当コンサルタントに事態を伝えました。

担当コンサルタント、張本人と連絡を取り、事情を聞きました。

事情は「日本がイヤなので、アメリカに戻り大学院にでも行こうかと考えている」

 

この〇〇さん、過去にアメリカの大学に留学経験はあるのですが、大学院については全くの未定状態。

就業先に不満があるのなら、既に何ヶ月も働いて内情をよく把握しているはずなのに、なぜ直接雇用になぜ同意したのか??

もし本当に大学院に行くなら、応募から合格まで数か月かけ、そして退職、が通常だと思うし、それならそもそも直接雇用には同意はしないと思います。

なので、この理由は単なる口実としか思えなくて。

 

〇〇さんは結局そのまま、直接雇用になった会社を辞める事になりました👋。

 

単に逃げたくなったのか?それにしても、健康状態が悪いわけではないのに、無断欠勤とは社会人としてどうなのか。

この外資系企業の人事もすごいが、この元派遣社員もなかなか。ある意味相性良かったのでは?

派遣社員の立ち位置って?

派遣や業務委託の仕事が決定すると、就業前にマンツーマンで「説明会」を行い、そこでタイムシートその他、必要事項を説明します。

我が会社からの派遣社員さんが使うタイムシート入力システムでは、かつては「給与明細」もチェックできました。が、随分前に専門のシステムを導入した為、「給与明細」リンクは今や飾りのような状態に。

ただ、「給与明細はどこでチェックできますか?」はFAQトップ5に入っていた為、説明会で「ここでは給与明細は見られません」と、実際にPC画面を見せてきちんと説明します。

 

ま、説明会で話した事なんて、メモでも取っていない限り覚えている方も少なく、就業後に改めて質問を受けたりします。それはこちらも分かっているので、改めて説明するのですが・・・

 

ある日、派遣社員から電話が。

「給与明細がタイムシートのシステムで見れないんだけど!」

取った瞬間からお怒りでした😠😡。

 

しかしこの派遣社員さん、もう何度も我が社から派遣として働いています。

「お宅のバックオフィス、一体どうなってるの?調査してくれる?こういう大切な事はちゃんとやってよ!!」など、さんざん悪口を言った挙句、

「これまでね、私はお宅の会社に100万円以上落としてきたのよ!💢あなた達、私のお金で食べてるんでしょ」と。

 

何とか怒りを鎮めましたが、電話を切った後考えさせられました。

派遣社員ってどういう立ち位置??

求職者として登録してお仕事を紹介している間は、斡旋企業は営業活動をしている訳だし、お客さんになるのかな?でも、就業決定後は??🤔

 

ここで派遣元・派遣社員・派遣先の関係を思い出しました。

 

f:id:hatarakuwoman:20190331101423j:plain

https://www.jassa.or.jp/

求職者は派遣就業が決まると、派遣元企業と労働契約(派遣契約)を結び、私のように「派遣元」で働く従業員と同様、「従業員」となります。社会保険に加入する場合も、雇用主である派遣元企業が加入手続きします。

派遣社員は派遣先企業での指示に基づき「労働力」を提供するわけですが、それは私たちが「派遣元企業」で労働力を提供するのと、労働力の提供先は異なれど同じ理論だと思います。

派遣元企業の収入源の1つに、派遣先から支払っていただく派遣代金があるのは間違いないです。しかし、派遣元企業の従業員(私や派遣社員)の労働の対価は、雇用主である派遣元企業から受け取ります。

 

よって、派遣社員さんの立場は、「派遣元企業」で働く私たちと変わらないのでは?

派遣元企業の従業員である派遣社員さんや私にとって、お客様は実は共通しており、派遣先企業じゃないのかな?と思うのです。

 

「アンタ達は私のお金で食べている」程でなくても「派遣社員は派遣元企業にとっては客だ」と考え、上から目線で私達にあれやこれや言ってくる派遣社員さんが結構います。

 

皆さんはどう思いますか??

扶養家族申請から垣間見る色んな事情と、時代錯誤

正社員と同様、派遣・業務委託でも条件を満たしていれば、社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険介護保険労災保険)の対象となります。

皆さんの色々な事情が垣間見えるのが、扶養家族の申請時。

 

外国人スタッフでよく見たのは、とにかく親族をどんどん扶養家族にしようとする事。自国に住んでいる親兄弟ならまだしも、自身のいとこに加え、配偶者のいとこまで、とにかく手あたり次第加えようとします。👨‍👩‍👧‍👦

いとこは扶養家族の対象外です。

扶養家族の対象でも同居していない場合は、生活費として直近3ヶ月分の扶養家族への送金証明💵が必要になりますが、ここで大半が条件から外れてしまいます。

 

「日本はまだまだ男性社会なのね。。。」と考えさせられてしまうのが、女性が被保険者となるケース👩。

女性が被保険者となり、子供を扶養家族に入れたいという方が最近増えてきましたが、そんな場合は健保組合から理由を聞かれたり、追加書類を求められる場合もあります。

 

離婚されている場合は、いちいち「シングルマザー」と説明するんです🤷‍♀️。

 

年収は扶養家族対象外となる額を稼いでる旦那さんがいるけれど、女性の方が稼ぎが上なので被保険者となって子供を扶養家族にしたい、というケースも結構あります。

その場合は、「旦那さんの課税証明書」「旦那さんの雇用条件証明書」など、色々追加書類を求められます。「雇用条件証明書」は、旦那さんの雇用主に、就労時間や給与・賞与など、労働条件を書いてもらい、更に社判の捺印が要ります(確かこれは、健保組合からの要求だったと思います)。

しかし、男性が被保険者となり子供を扶養家族に入れる場合は、奥さんの課税証明書や給与証明は全く要求されず、すんなり手続きができます。

 

これってどうなの😒??女性の社会進出が今や当たり前になっていて、男性と同様稼いでいる人は沢山いるのに、社会保険の考え方がついてきておらず、古すぎ。

 

また、派遣就労が決まった際、「離婚調停中」という女性がいました。お子さんがいるので旦那ではなく、自分の扶養家族に入れられないか?という相談を受けました。

しかし、稼ぎは旦那さんの方が高くて。

このような場合、いくら「離婚調停中」でも、子供の扶養家族申請ができるのは離婚成立後。やむを得ず「すみませんが、離婚成立したら再度ご連絡いただけますか?ご連絡いただいたらすぐ手続きしますので」と言わざるを得なかったのです。

少し経ってから「離婚成立しました」と連絡をいただき、速攻手続きを進めて無事お子さんが扶養家族認定された際は、すごく喜んでおられました。

 

特に健康保険については、健保組合によって多少ハードルの高さは違うかと思いますが、女性が被保険者となる場合の手続きについて、もっと時代に合わせていただきたいものです。

しっちゃかめっちゃかな業務委託契約 その2

日本にオフィスが無い会社への業務委託が開始しました。

 

就業開始して少し経った頃、その業務委託要員から業務部に連絡が。

「仕事で使うパソコンやらスマホの購入、そして本国出張の飛行機代を数十万、立て替えており、生活に困っているので、取り急ぎこの分の経費処理と支払いをしてほしい」

えっ!?自社の社員じゃない人に、高額なものを次から次へと立て替えさせるってどんな会社??

カフェで仕事する際のコーヒー代やらとは訳が違います。

 

ただ、イレギュラーでの経費処理は基本NGで、また人事部の管轄になるので処理するとなると別途手間がかかります。

担当コンサルタントに話しても「え、そうなの?就業先企業からそんな事は聞いてなかった」と、素知らぬ顔。

 

ただ、確かに生活に支障は出るだろうから、人事部に話し、取り急ぎ支払いしてもらいました。

 

その後、タイムシート締めの月末になりました。

業務委託の場合、毎月末にタイムシートを指揮命令者であるコンサルタントがチェックし、サインして給与支払いになるわけですが、今回の契約には

「深夜労働した場合、その分代休を取得させる」

となっています。

 

タイムシートを見ると、本国とのやり取りもある為、実は深夜(契約書では「23時~5時」という法外な時間になっていました)の勤務がしょっちゅうあり、その分平日にお休みしている記録がありません。お休みは派遣先が定めている土日祝のみ。

「『深夜勤務と代休は僕(担当コンサルタント)が管理する』と言ってたけど、さてどう出るんだろう」と意地悪にも思っていましたが、

予想通り 完全スルー―― 

そのままサインしたタイムシートを持ってきました💨

 

業務部としては法律に乗っ取らなきゃいけないので、用務委託要員への給与支払いはしれっと22時以降の勤務分を深夜料金として計上しましたが、派遣先への請求は、今回は契約書通り23時以降を深夜料金とし、計上。

(その分コンサルタントへのインセンティブも減りますが、責任ということで)

 

この就業先、「日本にオフィスを設けるから」と言う割には、いつまで経ってもオフィスはできず(現在も無さそうです)、仕事で使うものは全て業務委託要員が立て替え、深夜の業務も多い、という事で当然長続きしませんでした。

こんな悪条件にも関わらず、コンサルタントは次から次へと業務委託要員を用意します。しかし、就業条件が悪すぎて、どの人ももって半年。パソコンやスマホの立て替えも再度ありました。

日本にオフィスや社員がいないのに、退職後、購入した物はどうしたのだろうか??

 

しかも、この派遣先企業、我が社への支払いを何ヶ月も滞らせ、滞納額が物凄いことに。

これにはさすがに経理部の堪忍袋の緒が切れて、「この滞納額がきれいになるまでインセンティブは支払わない。このまま滞納が続けば、この会社とは取引停止させる」と担当コンサルタントに雷が落ちました。

こう言われようやくコンサルタントが動き、数か月かかりましたが滞納は何とかきれいになりました。